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ガガンボ科

オオユウレイガガンボ                


体長13〜15mm,翅長14〜16mm。
脚の脛節以下が黄白色になっていて,飛んでいる時,これがチラチラと目立つため,何か虫がいることに気づきます。しかし,一旦飛ぶのをやめて写真のようにとまってしまうと,わからなくなります。「何かがいたはず」と思い,懸命に眼を凝らして,この2匹の姿を見つけました。
日本全国に分布していて,木陰などに普通というのですが,今回初めて見つけました。
ユウレイガガンボという小形(体長7〜9mm)の種もいるそうです。こちらも普通種だそうですから,いずれ見つかるかもしれません。

写真は2024/05/20彦山      

ユウレイガガンボ?                


上の種よりやや小形で弱弱しい感じがした(測っていません)ので,これがユウレイガガンボではないかと思いました。ただ,翅の斑紋は同じに見えるので,自信はありません。

こちらは腹部に白い環紋がありますが,上のオオユウレイガガンボの腹部を見ていないので,これでもわかりません。

見つけたのは谷川の上で,たくさん飛んでいました。上のオオユウレイガガンボは彦山の尾根で見つけているので,別種の可能性は高いと思っています。

ユウレイガガンボで間違いなければ,本州・四国・九州に分布していますが,広島県での記録はないようです。興味を持つ人が少ないのでしょう。

写真は2025/05/26
グリーンライン下の谷