ベニボタル
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体長9〜14mm。 体は黒〜黒褐色で,前胸背には黄褐毛を密生し,上翅には赤色の毛が生えています。 頭は吻状に前方に伸びて,両眼の間には横長のくぼみがあります。 ホタルの仲間ではなく,光ることはありません。 幼虫は朽木の中で他の甲虫類の幼虫を食べているそうです。今回は雑木林の間の道で,目の前を飛んでいるのを見つけ,たたき落として捕まえました。 本州・四国・九州に分布し,広島県内では広い範囲に生息しているようですが,福山市ではこれが初記録かもしれません。 写真はいずれも2024/06/01枠田採集個体 |
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ベニボタルだろうと思い写真だけ撮って帰ったのですが,写真をよく見ると,ベニボタルとはちょっと違います。 上翅がベニボタルよりもっと基部で開いています。 上翅の隆条(すじ)の数が3本しかありません(ベニボタルは4本)。 図鑑で調べてみると,ホソベニボタルという種の特徴に合致しました。 体長5.5〜11mm。 花の上に多いということですが,今回は笹の葉の上にとまっていました。 北海道・本州・四国・九州に分布し,広島県内では広い範囲に生息しているようですが,福山市ではこれが初記録かもしれません。 写真はいずれも2025/05/26グリーンライン下の谷 |
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ホソベニボタル